2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ
フォト

« 神話、スイートピー | トップページ | 匠のことば »

2012年11月11日 (日)

栄養系?種子系?どっちがいい?

ラナンキュラスは自家不和合性という機能をもち、他殖により遺伝的多様性を維持することで種の維持を図る戦略をとっています。

これは自然界の話ですね。


人は園芸的な多様性を求めて交配により人工的な交雑を発生させ、選抜を行い、新たな特性をもった品種を作り出します。

現在流通しているラナンキュラスの品種はそのほとんどが、組織培養を経た栄養系品種です。
自家不和合性の植物は、自殖する割合が低く、遺伝的に固定することが難しく、固定を図ろうとすると、生育が減退する自殖弱勢の現象がでてきます。

栄養系であれば、たった一個体でも優れたものを見つけられれば組織培養で大量に増殖でき、短期で品種化まで辿り着けます。


いいことづくめ栄養系ですが、問題は種苗コストが高いこと、病気を引きずること、産地拡大に時間を要することです。

これらの問題を解決するにはいくつかの方法があり、その一つに種子系の品種の活用があります。

栄養系の品種にある多様な花色、形状をすべて再現するのは難しいですが、ベースの花色は作出できるので、取り組む意義はあります。

日本一になったみやざきのラナンキュラスですが、品質、量ともにほんとの日本一になれるよう育種面も含め様々なチャレンジが必要です。

1352672441623.jpg

左は新たな形質を付与するための交雑を行った実生
右は親育成のために固定をはかっている実生

雑種は発芽もその後の生育も違いますね〜

« 神話、スイートピー | トップページ | 匠のことば »

ラナンキュラス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/214868/56089345

この記事へのトラックバック一覧です: 栄養系?種子系?どっちがいい?:

« 神話、スイートピー | トップページ | 匠のことば »