学びの連続。高知 その1
高知への先進地研修。ちょっとずつアップします。
なにせあまりのボリュームだったので、一度に紹介するとどんなボリュームになるか....。
区切りの良いところで少しずつご紹介します。
高知での2日間は、僕にとっては、学びの連続で、上下左右にキョロキョロ。
当然、写真も上下左右にパチパチ。
ほんとに久しぶりに密度の濃い内容だったので、かなり長期間滞在した感覚でした。
今回は、JA宮崎中央、JA日向椎葉支店の生産者とJA担当者、関係機関の方々と
高知におじゃましました。
九州(というか宮崎)と四国間はお互いアクセスがとても悪く、出発当日の午前中に
高知に入るには、飛行機を使って大阪伊丹空港経由のルートしかありません。
貴重な時間はお金にかえられませんので、今回は空のルートで高知に入りました。
空港に着いてからはレンタカーに乗っけてもらって最初の視察ほ場に向かいました。
初日の1軒目は芸西村の白石さん。トルコギキョウ業界では知らない方はいませんね。
コウジくんは2度目の訪問。白石さんも「ん?前に会ったよな?」と覚えてたみたい。
コウジくん良かったね。
で
まず最初に目に留まったのは...
これ、
木質ペレットボイラーの燃料(ペレット)タンクです。
ハウスの中には結構なサイズのボイラーがありました。
高知県では重油高騰対策として木質ペレットボイラーの導入が進んでいます。
国の事業等で十分な補助率での支援がある時期に、園芸農家にかなり導入されました。
地元に木質ペレット工場ができ、安定的な燃料の供給が可能になったことも導入が進んだ要因の1つです。
これで、かなり暖房コストの低減につながっているとか。
しかも機械導入のコストはほとんどゼロとのこと。補助事業を上手に活用したからです。
同時期に導入推進を図った宮崎ではおもうように導入が進みませんでした。
ん〜この違いはなんだぁ。
肝心のトルコギキョウですが
ボリューム感たっぷりのレイナホワイトが出荷前の状態でした。
花も大きく、輪数も十分でした。芽整理は完全に止めてしまうのではなく、
状態を見ながら、保険もかけながら進めていくとのことでした。
かん水は畦間かん水(通路かん水)です。最初からではなく、生育途中から切り替えです。
トルコギキョウを上手に作る為に理にかなったかん水方法ですね。
宮崎では親方がこの方法ですね。
地下水が上がりやすいほ場とのことで、水管理に苦労するというお話でしたが、
良く揃ってとてもすばらしい状態でした。
チャノキイロアザミウマによる被害がとても多いそうです。
新系統は薬剤抵抗性が発達しており、宮崎で確認されている系統もネオニコ系の薬剤が
あまり効きません。
効果的な散布間隔を守り、効果の高い農薬を上手に選ばないと甚大な被害になります。
白石さんにはとても丁寧に説明いただきました。ありがとうございました。
十分、お勉強したところで、次の視察ほ場がある香美市に向かいました。
次のほ場は.....次回に。
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